葱花餅と肉餅 [-ウー・ウェンさんの小麦粉料理]
餅(もち)と書いて、bing(ビン)。ビンにはたくさんの種類があるのに全部作り方が違うのよ!大事なことは、層をつくること!と、力説するウーウェンさん。
島国の日本はお水が美味しいからお米の文化。大陸は厳しい環境でも育つ小麦粉と油の文化。欧州はオーブンのお陰でパンやピザができたけど、アジアには温度を一定に保つオーブンがなかったから、重要なのは鍋と蓋。
オーブンの代わりに層に熱を封じ込めるために生地をピッチリとじることや熱をあげる油も大切。油によって味わいも変わってくる。蓋をして熱を逃がさないことも大切。
きょう習った2種類は、葱花餅(ツァンホアビン)と肉餅(ロービン)。一枚分の粉量(100g)に対して豚肉(150g)を包み込む様子は圧巻。
付け合せは麻辣菜花(カリフラワーと小松菜、蓮根のピリ辛和え)と菊花粥(ジーホアジョウ)。
おかゆというより、重湯。ボリューミーな肉餅の濃いめの味を緩和させてくれる。
葱花餅 麻辣菜花 肉餅
◎葱花餅(ツァンホアビン):
薄力粉200gにぬるま湯を入れ、手を汚さずに菜ばしでこねる。打ち粉は少なくてよし。 手を汚さずに菜ばしで生地にまぶす。
15x20cmに伸ばして、塩と太白の胡麻油。 葱を広げてくるくる丸め、2分割。
生地を180度ねじって、つぶして、15cm大に広げて、焼く。焼き上がると、空洞に。
◎肉餅(ロービン):
生地を2分割。20cm大に広げ、こんもり肉を載せ、3/4に広げて折れるように半径に切れめ。
第一層に生地を載せ、第二層、三層をつくって、ぴっちり生地をとじて、まあるく成形。
広げて、肉肌がみえたらファンデーションのように粉をふって修正。
肉餅は、夏にビール! ...に添えると最高だとか。まさに♪
~♪ 明日のことは誰にもわからない。今日を大切に生きることを説くウーウェンさん。
厳しい口調は仕事に対する情熱の証。ホントに、大好き!来年のサロンも楽しみ:)